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がぁらないとシネマ関連ブログ

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本のシミから生まれた蝶

遭遇した場所:都の大図書館

書物の写しの息抜きに開いた本についてたインクが、文字を食う芋虫で、
本を何冊か食わせてたら、大変不可思議で美しい蝶になった。

冊子についていたシミに光を当てたら、シミが芋虫みたいに動き出し、
天体の本、たぶん雪国の本を食っちまったので、自分の古代文字の辞書を食わせる。
捕まえようと思ったが、食った分だけ大きくなって、袋も破られてしまったので捕まえられず。
果てには満腹になって蝶になり、外へと飛んでいった。

食ってる間も食った本によって何やら色が変わっていたけれど、
蝶になったら羽が、文字や景色や俺自身やらを映し変化していた。

噛まれた後は、文字が重なって血ではなくてインクがにじんでいた。
爪先についた鱗粉は、細かい文字。

これこそ、”本の虫”ということなのかな。


あと食われた本のことでド叱られた。
やむなし。





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水晶サソリ

遭遇した場所:沙漠の地下水路
一緒にいた人:チャラ、キッド、アカネ、アクライン、ハールディーン

水晶蠍(すいしょうさそり)
透明にも近い、光を内包するサソリ。立派な針付き。
・子どもくらいのサイズ
・毒性、たぶんあり。
・幻惑的な光を放つ。
・動きは素早く、時折消えて見える程。

対処:物理攻撃/光を遮る煙

水路でも入り組んだ区域、子供くらいが通れる大きさの横穴近辺。
天井に、水晶サソリの卵。孵化の場だったのではないかと推測。

素揚げにするも、硬くて食えなかった。
サソリではあれど、水晶でもあった。

沙漠の地下水路 横道の魔

遭遇した場所:沙漠の地下水路
一緒にいた人:フェイス、アクライン、ハールディーン

水路遺跡の、神殿のようだった場所を通り過ぎた先。
ハールディーンが見つけた、穿たれた横道の奥底に、存在していた生き物・・と思わしきもの。

・全身が闇の泥のようなものに包まれている
・中身は人の四肢やら胴体やら頭やら。
・赤い目。
・地底の奥底、暗闇の奥底からのような音を発する。
・(推測)怨嗟の塊?
・物理はぬるっとするも削ぐことはできる。
・削いだ端から白い粉末のようなもの。蝶に変化するも、それが何だったか不明。

ハールディーンが交信を行った結果、多くの人間の苦しみ、悲しみが渦巻いていたと。
アクラインと己が覆う闇の払いを行い、フェイスの術式を用いて、囚われた魂は還るべき場所へと導く。

残ったのは、透明の玉。生命だとか命だとか、そういうものを濃縮したような。
これが、根源。これに何かが憑りつきまた、ついたものが行った所業なのではないかと推測を立てる。

メモ:古代文字
『第3887班。8-27部隊。200名編成特高群』


深海の鱗無き竜

遭遇した場所:深海の大神殿
一緒に狩った人:ノーバティ、ラーダラニ、ライザ

深海の大神殿の中でも特に広いと思われる大広間に、深海の鱗無き竜が居た。
体長:20mほど
胴回り:2m以上
特徴:毒性の粘膜、弾力性の強い皮。口は大穴洞窟の入り口のように大きく、円形に並んだ牙は
一本一本が巨大なノコギリ刃のようだった。
唾液に酸性があり、体を守る粘膜は毒素を含んでいる。しびれからなるもののよう。
また、尾は毒棘のようになっていたので、あれを食らったら死んでたかもしらん。
炎が弱点だったようで、ラーダラニの大火炎放射とライザの魔法で半身を焼いても尚、
超存在的な動きをし、一撃一撃は恐ろしく強いものだった。
なによりの脅威は知性。戦いの中で、経験を積み、確実にこちらを見て攻撃を行っていた。
どれだけ長いこと、戦いをし続けていたのだろうと思う。

ノーバティの電撃の一撃、ラーダラニの超人的な一撃、ライザの魔法があって、
なんとか狩ることができた。

ほんとでかいつよい。






終末の人魚

遭遇した場所:人魚の入り江
一緒にいた人:ピチカ

最近人魚に会わないなどと話していたら、人魚に出会った。
七族の長である役目を終え、海流に乗って旅をしてきたという人魚。
多く子を生し、子らに色んなものを託して旅をして、最期に人間を見て余は満足だということだった。

その長い旅路の中で見た、「世界の果て」と「美しい場所」の話をしてくれた。
南と北の極の中心に、「むかし獣」たちの住まう楽園。水晶の塔があり、その世界を照らしていたという。
人間、人魚といったたぐいの生き物の存在はなく、彼女にとっても居場所はなかったと話していた。

語り終えた人魚は、その極彩色の鱗のきらめきの様に、海の泡となって消えた。
それが人魚の最期。これほどに美しい最期は無いと思った。

記念にともらった鱗は、大切にしておこう。




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