場所:最果ての死火山
演奏:ロビン
語り:白龍
全てを記す事はしないけれど、一部だけをメモに記す。
永久凍土にある、最果ての死火山と呼ばれる雪に閉ざされた山。
その山の内にはかつて、絶えざる炎を抱いていた。
その山にはかつて、四季があり、様々な生き物が住んでいた。
春から夏、夏から秋へ、季節は巡っていた。
だが、秋から冬、 そして冬からが、途切れてしまったと言う。
何故、そうなってしまったのかは、白龍すらも知らない。
冬の気のせいなのか、山が抱いていた炎が衰え、死してしまったのか。
はたまた他に何か原因があるのか。
白龍がここに来た時には既にこうなっていたのだと言う。
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千尋の谷を越えた先に、頂へ続く道がある。
鳥は訪れないというし、獣の声は聞こえないという。
けれど、俺はこのまま登り、頂を目指すことにした。
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