遭遇した場所:大伽藍
一緒にいた人:マルー
鳥の神殿の渡り廊下を渡った先にある離れにて、迷宮へと続く最後のフロアへのらせん階段をふさぐように、
大きな寸胴鍋が置いてあった。
なんというか、作った煮物を一か月放置してしまったようなヤバイ雰囲気を漂っていた。
撤去しようとしたが思ったより重くて動かない。マルー料理人審美眼で見ると、これは相当すごい鍋らしい。俺にはわからない。
よくよく見たらレシピがくっついていた。竜のしっぽのなんか・・なんだったっけ?
インパクトがすごすぎて。
魔力を通したら、いきなり寸胴鍋が反応しだして、出来上がったのがデミグラスパン。
やはりなんかものすごい鍋らしく、マルーがレシピと一緒に持って帰っていった。
今頃、厨房の奥で活躍しているのかもしれない。