探索場所:未踏の遺跡群
一緒にいた人:レティシド
探索中、植物観察をしているレティシドに会う。
なんでも生えている植物の様子が他と違うと、手にしていた根はすっかり枯れているような風だった。
もしかしたら、熱水が出ているのではないか、という話が出て、水路を中心に探索をする。
たどり着いた水路はコケもなく、どことなくほかに比べて熱い。
水路自体は枯れてしまっているが、水路があるということは昔はここで水が流れていたということ。
現状流れていないのは、地殻変動か何かで流れなくなってしまったのでは?という推測から
熱水が地中に流れ始めたのは、また別の変動があって、ともすれば再びこの水路に水が流れだすのではないか、と。
水路近辺を中心に、引き続き探索を続けることにした。
歩きながら兄弟の話やら故郷の話やらする。
兄弟の話をしていて、なんとなく思い出すことはいくつもある。
兄にせよ弟にせよ、姉にせよ妹にせよ、兄弟自体が多かったがために、仲がいいものもいれば、仲の悪いものもいた。
たぶん、元気にやっているだろうし、何人かはもしかしたら死んでいるかもしれないが。
思い出しはしても、郷愁というのはなく偶には帰ろうと思う気も起きなかった。
一時期は思うことはあったはずなのだが。