場所:永久凍土、古城の見える湖
永久凍土の下にある古城。
人は鐘楼守を除き、誰一人として見つからず・・、花々も木々も凍りつき、城もまた凍り付いている。
己の存在を見失うも不思議ではない土地であった。
どこかで姫が寝てるらしい。
鐘楼守
一人、城で鐘を鳴らす。
言い伝えを信じていた、けれど、言い伝えを疑った。
けれど、俺の存在は疑わず信じてくれた。
名を教えてはくれなかったので、殴った。左手が痛い。
誰かの見た夢なのか、氷の下のまやかしなのか。
最後に見た、あの一輪は。
見たものを、嘘と断ずる事は出来ないので、あれは事実あった場所である。
凍土が閉ざされるのは知ってたが
今日だと思ってなくて、正直途中で相当驚いていた。
無事、鐘楼守の魔法により閉ざされた道を後にする。