遭遇場所:深海の大神殿
海面の天井が見える、大神殿の上部で見つけたのは、沈没した船の残骸らしき木っ端の山。
その中にあったのが、大きな女の顔をした木片。船の船首についていた像。
幸運の女神、と呼ばれていたそいつは、百年もの間海を渡り、人々を陸から陸へ渡していた。
多くの人々の祈りを聞き、声を聞いてきた。だが、沈んでしまった。
青竜に会いたかった。けど、会えなかった。
11月20日が、その船が初めて海を渡った日だったという。
なので、一年後の11月20日に、船を作ることにする。
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